2年越しの環境教育 実現
9月5日(月)に1・2年生が、翌6日(火)には3年生以上が、木曽町で町内の小学校を対象に行っている環境教育事業を行いました。
コロナで2年間できず、やっと今年実現しました。
信州大学名誉教授、長野県生物多様性保全アドバイザーの中村寛志先生と関西学院大学の江田慧子先生にお越しいただいて、「木曽町のチョウを知ろう!」というテーマで、開田高原にしかおらず、現在絶滅危惧種に指定されている「チャマダラセセリ」というチョウを中心に生物多様性を保全していくことの大切さを教えていただきました。
学校でお話をお聞きした後、太陽の丘公園へ出かけて、実際にチョウを捕まえて用意した「さんかくし」(虫かごに入れると動き回って羽が傷んでしまうので、チョウを挟んで動かなくできる、チョウにとって負担の少ない三角形の紙)に挟んで観察しました。観察後はリリースしてあげてまた元気に飛んでいきました。
今ではもう採集できない大変貴重な標本を見せていただいたり、記念の缶バッヂづくりをさせていただいたりして、自然に対する見方や感じ方が今までとちょっと変化してきた子どもたちの様子を見ることができました。
講師の先生はじめ、企画運営にご尽力いただいた木曽町の皆様、ありがとうございました。